駐車場7つのポイント
立体駐車場を設置するにあたって、「気になる所」や「見落としがち」なポイントをまとめました。あなたの車生活にご活用いただければ幸いです。
ポイント1:価格だけで判断してはいけない「安さ」

立体駐車場の購入をお考えのお客様がまず気になる事はやはり価格のようです。 実際に来る弊社へのお問い合わせでも、やはり価格について聞かれる事は多いのですが、具体的な商品価格を聞いて「じゃあいいです」…なんて事も。 思った予算と食い違ってしまうのは仕方のない事ですが、もしも他社様の装置と比べて「高い」と思われたのならちょっと待った! 弊社の価格設定にはちゃんと理由があるのです。
そもそも、安価で買い求められる機械は部材自体が安いものを使用している、もしくは大量に仕入れられる既製品の機種だから。できあいの機械ですから当然オプションや特別仕様はほぼ不可能で、柔軟な対応は出来ません。「立体駐車場が設置できるのは十分な広さの平らな土地を持っている一部の人だけ」という概念はここから生まれているのです。
弊社の装置は、実際にお客様の設置希望場所へ伺い、測量の後1から図面を描いた上で製作致しますので、かなりの仕様変更にお応えできます。比較をされるのなら是非、「出来合いの機械に対してこのくらいの金額差でここまで違う」という視点で見てからご判断いただきたいのです。
ポイント2:立体駐車場はどうやって動いているの?

自宅の電化製品や普段考える事がないかもしれません。だけど立体駐車場は…?炊飯器やテレビなどと違って勝手に動いているだけでは不安な点がいっぱいありませんか? それはひとえに立体駐車場がどういったものか「知らない」事が原因です。購入して自分の手元に置くからには、簡単な仕組みを知って、小さな疑問や不安を解消しましょう。
チェーン式の二段式駐車装置は車の乗っているパレットを強固なチェーンの巻きで昇降させるものです。電源を入れて押したボタンの通りにチェーンが巻き上げられる、あるいは巻き戻されて動くのです。このように、至ってシンプルな構造ですので、メンテナンスも簡単、万が一不具合が起こる箇所も限定されて来るのがわかると思います。
重要部分はパレットとチェーンですから、普段のお使いの際にはパレットに不要なトラブルを起こさないように気をつけていただいて、ある程度の日数が経過した頃にチェーンをメンテナンスすれば長く快適にお使い頂けます。
ポイント3:「安全性」を考える

立体駐車場の事故。確かに全く聞かない話ではありません。しかしその真実を紐解いてみると立体駐車場の事故のほとんどは昭和50年代から60年代に大型業務用か不動産活用の大きなもので相次いだあとに建設省のガイドラインが制定され、それを境に大変少なくなりました。もちろん家庭用での事故は現在ほとんどございません。
また、平成13年の春より国の認定制度が変更になったのを受けて、それ以降に製作された立体駐車場には建設大臣認定はついておりませんが、代わって社団法人立体駐車場工業会が認定制度を設けております。数種類の項目ごとに厳密なチェックを行った上で、定められた基準を満たした装置にのみ認定証が発行されるこの審査は、建設大臣認定と同内容・同程度ですので安全性においては確実です。
| チェック項目 | チェック箇所 |
| 構造部の強度 | 荷重の設定経過、使用公式、使用部材の形状、材質等 |
| 安全装置の構造 | 歯止め落下防止装置、過速度制限装置、非常止め装置等 |
| 出入口操作の安全性 | 車の乗入れ、人の退出、第3者の出入等 |
| 操作上における円滑性 | 1台当りの出庫又は入庫の処理能力 |
| その他 | 駆動音 |
ポイント4:やっぱり気になるメンテナンス

メンテナンスの頻度や時期にも適正と言うものがあります。 もちろんメンテナンスをするのは良い事ですし大事な事なのですが、あまり慎重になりすぎて頻繁にやりすぎては費用が無駄にかさんでしまいます。とは言え逆に「大丈夫そうだから…」と保障の期間が過ぎたあとは自己判断で放ったらかし、と言うのも少々心配です。
メンテナンスは、トラブルの防止だけではなく寿命の延長にも一役買うのです。普段の使用でのちょっとした注意点を守って不要なトラブルを防いだ上で、最適な頻度でメンテナンスを行えば長く快適にお使い頂けるのです。
普段の注意
- ドアミラーやアンテナは格納する
- 車高・車幅・重量を守る
- 上の階を物置にしない
車検証やカタログに記載されている車の全幅とは車両自体の幅なのです。ドアミラーやアンテナなどは含んでおりません。
車高や重量は設計時に合わせてあるのだから守るのは当たり前の事と思われがちですが、意外と多いのが来客時、他人の車を入庫される際のトラブルです。特に上の階への駐車をされる時はご注意下さい。
スペアタイヤなどを置いたまま昇降をさせると、大変危険です。弊社装置の場合、50cmの部分で一旦停止致しますので挟まる心配はございませんが、パレットに物を置いたままにされるのはお控え下さい。
月に一度
- 基本中の基本、スプレーオイル
オイルは少なすぎると潤滑に動きませんが、多すぎると埃などがつきやすくなってしまいます。量の調節が簡単なスプレー式のオイルを月に一度程度吹きかけるのが賢いやり方。
半年ごとが理想
- プロによるメンテナンス
重量のあるものを毎日扱うので、長い時間をかけるとどうしてもチェーンにゆるみが出て来ますし、徐々に風雨によって錆も出て来ます。お客様個人ではどうしても行き届かない大掛かりな機械部分はプロに任せましょう。
ポイント5:装置別メリット・デメリットを知ろう

一口に立体駐車場と言ってもその種類は様々、もちろんそれぞれの装置にはメリットもデメリットもあります。 大切な事は お客様のライフスタイルや使用頻度によって、どの装置が一番適しているかを見極める事です。 長くご愛用していくために、装置の違いと特徴を知って選びましょう。
【チェーン式】(弊社取扱機種)
メリット:
- 油漏れ等のトラブルがない。
- 規定重量の倍の負荷にも耐えられるので丈夫。
- 設置場所や車種に合わせて製作できる。
デメリット:
- 油圧式に比べれば、やや音が気になる。
【油圧式】
メリット:
- チェーン式、ワイヤー式に比べ音が静か。
- 安価で買い求める事が出来る。
デメリット:
- ゴムの劣化に伴ってホースのヒビ割れによるオイル漏れなど、故障の要因がある。
- 長年使用するとパレットに使用されている鉄板が薄く「ベコベコ」としたり入庫時音がするようになったりする。
- モーター作動音が大きくなる事もある。
【ワイヤー式】
メリット:
- 比較的安価。
デメリット:
- 4本柱が主流で広い設置スペースが必要。
- 標準で三相200V(動力といわれている物)が必要。
- 入出庫がしづらい。
- オイルの飛び散りが起こる。
- 初年度は1年に一度、以降は2ヶ月に1度程度専門家による定期的な点検が必要です。 劣化による交換時期が早め。
ポイント6:法律も知ってますます安心

実は駐車場を作るには、駐車場法や建築基準法、都や各区の条例など色々な法的制限があります。 建築物を新たに設置するには色々な手続きや申請が必要になりますが、工作物とみなされた立体駐車場では建築基準法の適用は受けません。 では、工作物と見なされる立体駐車場の条件はどんなものでしょうか?そして工作物と見なされるとどんなメリットがあるのでしょうか?
建築物とは土地に定着し、屋根や柱もしくは壁があるものとそれに付属する門や塀、地下・高架の事務所、店舗、興行場、倉庫などの施設を指し、工作物はそれら以外のものを言います。
工作物と見なされる条件
- 高さが8メートルを超えない
建築物は建築基準法が適用されるので建築確認の申請をした上で、認証がおりて初めて設置できるのですが、工作物にはこの手続きがいりません。弊社の装置は高さ8メートル以下、もちろん屋根や壁はありませんし、コンパクト設計ですので工作物でOKです。
ポイント7:業者選びが鍵になる

立体駐車場業界も過渡期を終えて淘汰されて来て居ますが、売っただけであとは放ったらかしにされたり、 会社そのものやメンテナンスの技術者の所在地が遠くていざトラブルが起こった時に何かと不便だったり…これらは実際にある話です。
本当に親身になってくれる業者を見抜くコツと、チェックしておくポイントををこっそりお教えします。
- 地域密着型
- 窓口とメンテナンスの番号が別
- 自社メンテナンスを行っている
あまり広い範囲に対応している会社は、いざと言うときはもちろんちょっとした相談の時にすら平均的に時間がかかってしまい、気軽な対応とはなりにくいものです。業者とお客様のコミュニケーションが適度に図れる規模の会社と言う点で地域密着型の会社がおすすめです。
中小企業に多いのは、営業も問い合わせも修理受付もひとつの番号で対応している会社です。対応者が一人の方が話が通じて安心、と思いがちですが、ただでさえ焦ってしまうトラブル時には窓口から技術担当まで話を通す時間のロスは避けたいものです。メンテナンスのときには直接専門の受付に繋がる会社の方が安心です。
実は意外と多いのが、メンテナンスは別会社やメーカーまかせという設置業者。昼間は自社対応だけれど夜間は下請けが対応する、なんて言うところもあるので要注意です。故障対応からメンテナンスまで一貫して請け負う会社の方が経験も豊富で、安心して任せられます。メンテナンスこそ、もっとも技術者の力の差で結果が分かれるだけにおさえておきたいポイントです。




